京都工芸繊維大学同窓会 会長就任のご挨拶

山崎 達夫

京都工芸繊維大学同窓会 会長(養蚕学科 昭和35年卒)

 

 平成28年度の本会総会で皆様からのご推挙を頂きKIT同窓会会長に就任いたしました。会長職の重責を果たすべく、チームを組みます副会長の皆様のお力添えも受け懸命に勤めたいと決意致しております。何卒、会員の皆々様にもご支援ご協力を宜しくお願い申し上げます。

 平成19年の二つの同窓会の統合から今日まで、歴代会長のご尽力のもと、本会は着実に活動の領域を広げ、進展を遂げて来ました。同窓生の親睦の輪は着実に拡がりを見せ、大学で進められる改革プランとの係わりにおいても連携が進み、更には学生会員の皆さんとの交流の面でも一層の緊密な関係が構築出来るよう努力がなされています。

 一昨年来の懸案事項である組織の法人化については、今日まで、会員間で完全な合意には至らず、解決に向け慎重な議論が続いている所です。この事に関しては、これまでの検討の経緯と方向性について検証と確認を行い、問題点を整理した上で、再度原点に返り協議を進めて行きたいと考えています。

  実社会での豊かな体験を持った同窓生が同窓会活動を通じて再び一同に集うことで、想定外の新しい交流が生まれ、豊かな人生、生活を彩る機会を得ることも出来ます。また私たちの母校は今、国際的工学的拠点としての特色ある工科大学への変革を目指して歩みを進めていて、すでに多面な領域で高い評価を獲得しつつあります。同窓会が大学との連携を伴うアクテイブな活動を進めることで、地域や社会に何らかの貢献や還元を出来る可能性にも期待が膨らみます。

 全会員の心を一つにして、和やかな集まりで良かった、参加して楽しかった、やって喜ばれたと言える充実した同窓会活動を進めるため皆様の積極的なご参画をお願い致します。

 


京都工芸繊維大学同窓会 副会長就任のご挨拶

小角 亨

京都工芸繊維大学同窓会 副会長(建築工芸学科 昭和36年卒)

 

 2期連続して,副会長に就任いたしましたが,マンネリに陥らないように,むしろこれまでの経験を生かして,同窓会活動を活発に進めていきたいと思っています。そのために,今後1・2年の間に皆様とともに解決していかなければならない問題を,きわめて私見ですが纏めてみます。これについては,執行部内部でも,今まで話し合われたことは1度もなく,あくまでも私の私論の一つであることを申し上げておきます。

同窓会の会費納入促進に努めます

 いくら志があっても,資金がなければ充分な活動はできません。今年度は,大学側にお願いして,新入学生から学生会費と賛助会費合わせて,1人あたり昨年度までの2万円のところを,3万円に増額していただいて,収入増をはかりました。

 この結果,入学生数が約600名ですので,収入が約1,800万円となり,予算に少し余裕が生まれました。これに,同窓生の年会費500万円前後を加えたものが,収入のすべてであります。

  過日の総会でも御説明をしましたが,本学が明治35年に開校され,昭和24年新制大学に編入されてから,現在まで約46,000人の卒業生を輩出していますが,その後の物故者は約10,000人ということなので,現在約36,000人の方々が生存されているものと考えられます。そのうち同窓会が住所まで把握している卒業生は約24,000人であります。現在,年間約1,000名の方々から終身会費および単年年会費を納付していただいて,約500万円を得ていますが,この数字を分子にして,24,000人で割ると,実に5%を切る低い納付率で,この割合をせめて10%位まで高める方策を至急立てる必要があります。

  

今年度は同窓会が法人化に向かい,会員は資格を問われます

 法人化された同窓会が,1番明確にされなければならないのは,会員の資格です。まず,同窓会の正会員であるためには,会費を納入しなければなりません。KITを卒業したというだけでは,会員を続けるわけにはいかないでしょう。

 会費を納入しない同窓生は,どのような立場になるのか。このことを,時間をかけて,慎重に協議しなければなりません。

  現在の会費納入状況だけで考えると,名簿で判明している会員約24,000人のうちせいぜい約2,000名程度が正会員として残れるだけということになり,はたして,それで良いのかという議論が沸き起こることになります。同窓生であるけれど,同窓会員でないという人が大多数になるわけです。

 これをさらに進めると,恐らく同窓会は,近畿・中部・関東といった3大支部中心の活動になるでしょう。他の支部は相当な梃入れをしなければなりません。それが,かえって同窓会の活性化を喚起するかもしれませんが,これについての忌憚のないご意見をお待ちします。そのために,意見聴取の何らかの方策を計画したいと思っています。

 なお,現在年1回発送している会誌は,毎年28,000部印刷し,送料も含めて,約600万円の費用を要しており,これが同窓生の年会費合計500万円でやっと賄っている状態ですが,例えば正会員約2,000名だけに送るだけであれば,100万円ですむことになり,ずいぶん楽な予算を組むことが出来ます。

  ちなみに22,000名のメンバーには,メールによる通信か,3年に1回ぐらい会誌を送るといった方法もあるかもしれません。

  

本学学生を大切にしたい

 すでにご承知の如く,私たち同窓生24,000人がたった約600人余りの新入学生の入学時の同窓会入会金によって支えられているという,日本の年金制度よりもひどい状態になっていることは,良く理解されたことと思います。従って,拠出された資金は,最も効率良く使用されるべきであることは言を俟ちません。

  過日の理事会や総会で,支部やクラブの支援金増額のご意見が多数ありましたが,私は,クラブへの支援金は原則不必要だと考えています。いい年をしたオジイチャンが孫のような学生から支援金を恵んでもらうなど「いい加減にせい。」というのが私の想いです。これは,決して口に出しては言えませんが,,,

 そのかわり,支部の支援金については,年度始めまでに,1年の支部活動計画をあらかじめ提出してもらったり,前年度の活動報告を受けたりして,その結果メリハリをつけた支援金を出してもよいと考えています。

 また,同窓会と学生グループとの交流がもっとあってよいでしょう。クラブのひとつである交扇会などは,秋に行われるホームカミングデーには,能を上演したいという希望もあり,また,現役時代,海外で活躍された方々からは,その経験談を学生に披露して,学生たちの勉強の糧にしたいというご希望もあり,このテーマをどのようにふくらませようか目下考慮中で,これなどおおいに支援金で応援したいものです。

 いずれにしろ,生きたお金は,おおいに奮発しますが,無駄遣いは避けて,出来るだけ学生たちに渡してあげたいというのが,私の考えです。

 恐らく,私たちが使うよりも,学生たちは何倍にも有効にふくらませて夢を実現するに違いありません。学生たちに対する支援は,いずれ同窓会に対する帰属意識を刺激することになり,将来の同窓会活動に結びつくことを期待しています。同窓会は,同窓会員だけではなく,在校生にも十分な目配りが必要で,彼らとの交流もこれからの課題のひとつとなるでしょう。

 繰り返しますが,以上の考えは,あくまで私の私論であり,現在の執行部の見解ではありません。同窓会は,いま難所にさしかかっています。その現状を鑑みて,あえて皆様のご意見を喚起いたしたく,この場をお借りしたわけで,文責は全て小角にあります。


藤沢 寿郎

京都工芸繊維大学同窓会 副会長  (窯業工芸学科 昭和37年卒)

 

 平成28年度の総会で、副会長として再任されました。初めて任命された26年度には充分な活動も出来ず、ただ皆様のご指導やご協力を得ながら、「年会費の納入率の向上」に取り組んでまいりました。幸い大学が文科省から「グローバル重点戦略拠点」として位置づけられたことで卒業生からの支援が増えたこと、組織の活性と強化を担当された副会長の強力なご支援等で、平成27年度は会費納入率が向上した事は有り難く、皆様に感謝しております。

  さて、平成27年の総会で、KIT同窓会の法人化が決定されましたが、27年度には具現化しませんでした。同窓会の最も重要事項は大学への支援と同窓会員相互の繋がりの強化であります。そのためには法人化は必要ですが、それを支える資金力がなければ充分な活動は出来ません。

 法人化によって新規事業を進め、資金を得て同窓会の活性化を進めることは、簡単なことではありません。

今年度から山崎会長がリーダーとして同窓会を引っ張っていただく事は、大変有り難く精一杯支えていきたいと思っています。

同窓会の会員の皆様方のご支援をお願いいたします。


前川 輝彦

京都工芸繊維大学同窓会 副会長(繊維化学科 昭和35年卒)

 

 本年6月の総会において副会長に就任いたしました。非才ながら微力を尽くしたく存じます。 2006年KIT同窓会(KITAA)発足以来、歴代会長のリーダーシップのもと、

1)元両学部同窓会の統合(KIT 化)と支部活性化、

2)KITAAの法人化、

が推し進められてきました。2)について、今は同窓会の中長期の将来展望に基づいて青写真と工程表を示す時と思います。1)について、いささか存じ寄りを申し上げます。

 同窓会への親近感、期待するところは卒業年代(年齢)によって濃淡があると思います。各支部の会員構成はどうなっているでしょうか。シニア層に偏りがちで、若年壮年層の参加が少ないのが現状と思われます。 因みに本年度総会出席48名の年代構成は表の通りでした。

 ①シニア層―1(75歳以上)   32名(66.7%)

 ②シニア層―2(74―65歳)   6名(12.5%)

 ③壮年層   (64―30歳)   9名(18.7%)

 ④若年層   (20歳代)     1名( 2.1%)

 特に若壮年層にも魅力ある支部活動を提起すべきですが、現実には現役層の時間的制約も有り、困難があります。例えば、近畿支部では会員のface-to-faceの交流、啓発を図るため、総会時のセミナーでは「同窓生が語る企業の面白話」を、年2回のミニセミナーでは 「同窓生による同窓生の為のミニセミナー」などの統一テーマで開催していますが、目指すところの若壮年層の参加を増やすにはなお一層の工夫がいるようです。

  会誌「工繊」における支部活動報告も若壮年層を意識して見やすくビジュアル化を図っていますがどれだけアピール出来ているでしょうか。

 会員皆様のより一層の御指導、ご鞭撻を賜ります様お願い申し上げます。


森 肇

京都工芸繊維大学同窓会 副会長(蚕糸生物学科 昭和57年卒)

 

 私は、繊維学部蚕糸生物学科を昭和57年に卒業しました。その後、名古屋大学大学院農学研究科で学位を取得し、昭和62年の秋に繊維学部応用生物学科の助手に採用されました。助教授、教授を経て、平成26年から本学の理事・副学長を務めております。そして、このたび京都工芸繊維大学同窓会の副会長を務めることになりました。

 本学に勤めた時から、繊維学部の同窓会である衣笠同窓会のお世話をする中で、先輩の方々から様々なことを学ばせて頂きました。私が今日あるのは、その同窓会のおかげであることは間違いありません。いろんな失敗を経験し、また失礼なことをしてしまったにも関わらず、先輩方からは常に暖かいお言葉を頂戴しました。心より御礼を申し上げたいと思います。

 さて、京都工芸繊維大学同窓会を見ておりますと、年々総会や懇親会へのご参加が少なくなっております。お忙しい会員の皆様にとっては、なかなか同窓会への参加が難しい環境であることはよくわかります。特に、30歳から50歳の年代のまさに働き盛りの方、また家事等にもお忙しい方々ですから、なかなか同窓会活動に参加することが難しいと思われます。しかし、そういった年代の方々にもたまには同窓会に出てみよう、あるいは少し時間的に余裕が出てきたので、久しぶりに同窓生と会ってみたいとお感じになられるような同窓会にしておくことが大変重要だと思います。同窓会活動にはホスピタリティーが最も重要だと私は感じております。同窓会の会議の中で、会員への連絡はメールやホームページで十分であるというご意見を発せられる会員もおられますが、全ての方がインターネットを利用されているのではありません。また、メールアドレスを同窓会にお知らせした場合のセキュリティーは大丈夫なのかという心配の声も聞かれます。

 同窓会は当然、皆様からの会費で運営されるものですから、できるだけ多くの方からの会費納入をお願いすることになりますが、そのためにはまず同窓会が会費を払って、参加しようとお感じになられる組織作りが最も重要だと思います。そのために、この副会長の任期中にやるべきことを果たさないといけないと感じております。


京都工芸繊維大学同窓会 会長退任のご挨拶


このニ年間を振り返って

京都工芸繊維大学同窓会 顧問 中村 淳(建築工芸学科 昭和32年卒)

 

 皆様には、日頃より京都工芸繊維大学同窓会(略称:KITAA)の諸活動にご参加いただき、KITAAの活性化にご尽力を賜りまして、衷心より厚く御礼申し上げます。

 会長に就任し、まず考えたことは、全国津々浦々にお住まいの24,000名余の同窓生の皆様に、年一回発行される同窓会誌「工繊」をお届けするだけではなく、同窓会活動の輪を広げたいということでした。

 そのためにまずやりたいことは、全国都道府県にKITAAの活動拠点を設けることでした。皆様ご存知のことですが、繊維学部の同窓会「衣笠会」には都道府県に支部があり、活発に活動されています。

 対して工芸学部同窓会には全国組織がありません。学科ごとに、色染工芸学科の「色染物質会」、機織工芸学科の「京工大機織会」、窯業工芸学科の「鴻窯会」などが活動されています。肝心なことは、建築工芸学科の同窓会がないことです。本学卒業生の手掛けた建築作品が文科省に高く評価されたことを踏まえ、「松ヶ崎建築会」が設立されればと思います。

 同窓会が大学の教育研究の現状を情報収集できる場として「総務委員会」が設置され、委員長の下、正副会長が同席して活動してきました。

 会則の第4条(事業)6項に「目的を達成するために必要な事業を創出する」と示されています。「全国津々浦々の皆様に同窓会活動の輪を広げる」活動を実施するための実行計画が必要です。

 これが実現すれば、これまで年に一度の同窓会誌を読んでいた方も、近くの支部に顔を出して参加いただくことで仲間を増やし、地域の特色を活かした交流と親睦の輪を広げていただくことができます。また近隣支部と合同で懇親会を開催し、地域交流の輪を広げることもできます。

 ところで、私は三好前会長(現在、顧問)から本同窓会の法人化という極めて重大な任務を託され、平成26年度中からほぼ二年間にわたって法人化に向けて奔走してきましたが、結果的に未だその法人化には至っておりません。私は、会長という職務をここで終えるに当たって、なぜ法人化という目標に達せなかったのかという反省を含めて、ここに総括させて頂きます。

 端的に申し上げますと、年会費の納入率の低さです。このまま法人へ移行すると、未納者は正会員になれません。定款登記の前にこの問題を解決しなければなりません。

 その一環として2年前に「1%の力」で会費納入UPと題した呼び掛け文を皆様にお届けしました。皆様のご理解が得られ、お陰様で納入率が改善され、終身会費納入者も増えました。しかしこの納入率では、法人化へ移行できません。

 どのような社団法人を目指すのか、法人化の経験のある方の協力を得て、多大な時間をかけて一般社団法人の定款(案)を作成していただきました。同窓会誌「工繊」9号に緊急特集を掲載し、法人化への移行を解説しました。

 このように約二年間に及ぶ膨大な時間と労力をかけて同窓会の法人化を目指しましたが、結果的にその目標を達成できぬまま、私は会長としての任期を終えます。これは会長としては誠に申し訳なく、皆様にこの場をお借りして深くお詫びしなければなりません。

 関係者間のコミュニケーション不足、そして何よりも会長・副会長が法人化移行までに解決しなければならない諸問題を十分理解せぬまま、特定の個人の方に定款案作成や公証人役場との対応を丸投げしてしまったことが最大の原因であったと感じております。誠に申し訳なく感じております。

 6月に開催された理事会・総会を経て、会長に山崎達夫様が就任され、心機一転新たな体制でKITAAが再船出いたしました。この同窓会の法人化は、その新たな体制の下で、これまでの経緯を引きずることなく進めて行って頂くことが必要ではないかと考えております。

 この2年間、至らぬところが多々ありましたが、皆様にはご支援、ご協力を頂きまして、任務遂行することができましたことを感謝し、厚く御礼申し上げます。